コラム

燃費の良いSUV7選。ランニングコストが気になる方は必見!SUVは燃費が悪いとは言えなくなってきた

みなさん、こんにちは!今回は燃費の良いSUVを7車、厳選して紹介します。SUVと言えば、車体が大きく重いことから、燃費については「悪いのが当たり前」という認識が広まっていますが、近年はハイブリッドシステムの搭載や、小型軽量なコンパクトSUVが数多く登場し、一概に「SUVは燃費が悪い」とは言えなくなってきています。
特に毎日運転する方にとって、ランニングコストを削減できる燃費の良いSUVは嬉しい存在ですよね。この記事では、特に燃費に優れたSUVについて、それぞれのクルマの魅力に迫っていきたいと思います!

マツダ・CX-3


燃費は「◯km/L」という単位で示されますが、燃費性能の測定方法が2018年10月から「WLTCモード」に変わりました。2019年現在は、2011年4月から使われてきた「JC08モード」と混在しているのが現状ですが、マツダ・CX-3はいち早く「WLTCモード」での燃費数値を公表。「JC08モード」よりもさらに実燃費に近い数値が出せるというこの「WLTCモード」で、クリーンディーゼルの2WDモデルで20.0(AT車)〜23.2(MT車)km/Lの燃費性能を誇ります。
マツダ・CX-3は、街乗りにジャストなサイズでありながら、長距離ドライブでの快適な乗り心地や静粛性を追求したクロスオーバーSUVです。近年のマツダ車の特徴である、運転のしやすさ、高品質な内外装デザインと高い質感を両立。2018年度JNCAP予防安全性能評価において、最高ランク「ASV+++」を獲得した高い安全性もポイントです。
運転するのが好きな方は、ぜひクリーンディーゼルの6速MTモデルを選んでみてください。燃費はATよりもさらに良好。ディーゼルの太いトルクのおかげで、操作に神経を使うことなく、それでいて操る楽しみを存分に味わえます。

スズキ・ハスラー

2014年の販売開始以降、好調な売れ行きが続いているスズキ・ハスラー。軽のトールワゴンとSUVの利点を巧みに融合させたハスラーは、アクティブなライフスタイルを好むユーザーに広く受け入れられ、スズキが8年ぶりに軽自動車年間販売台数No.1の座を奪還する原動力となりました。
2015年に行われた一部改良で、CVT車はマイルドハイブリッドである「Sエネチャージ」を搭載。モーター機能付発電機(ISG = Integrated Starter Generator)により、発進時や加速時にISGによるモーターアシストを行うことで燃費を向上するほか、減速時の電力回生によって生まれた電気をバッテリーに充電。アイドリングストップからの再始動も、非常に静かでスムーズです。
気になる燃費性能は、JC08モード、自然吸気の2WD、CVT車で32.0km/Lを記録。「SUV」とメーカー自身が名乗っているクルマの中では、最高のカタログ値となっています。ターボエンジンモデルでも27.8km/Lを記録。とにかくコンパクトなSUVを探していて、必要以上に荷物や人は載せない、ランニングコストを抑えたい、という方には特におすすめのモデルです。クルマのキャラクター通りの、豊富なカラーバリエーションや遊び心のある内装デザインも嬉しいポイント。

ホンダ・ヴェゼル

2014年から2017年まで3年連続でSUVの新車登録販売台数No.1に輝き、2019年上半期もSUV販売台数1位となったのが、ホンダのヴェゼル。登場以来好調な売れ行きを記録するコンパクトSUVです。悪路走行時の走破性よりも、街中の走行性、操縦性を重視したシティ向けのモデルで、スポーティな足回りとともに、運転する楽しさを実感できるクルマです。
ヴェゼルのラインナップの中で最も燃費に優れているのが、ハイブリッドシステムを搭載したグレード、「HYBRID・Honda SENSING」のFFモデルです。JC08モードでの燃費は27.0km/Lを記録。4WDモデルでも23.2km/Lと優れた燃費性能を誇ります。
ヴェゼルの売れ行きの原動力となっているのが、室内空間の快適さと、荷室の使い勝手のよさ。Hondaの特許技術「センタータンクレイアウト」は、通常は後席下にある燃料タンクを前席下に移動させることで、室内空間を広く使えるようになる独自技術です。荷室の開口部も大きく低く、積み下ろしも楽々。後席の膝まわりの空間も広く、長距離移動の際に非常に快適な点も大きなメリットです。

レクサス・UX


レクサスのラインナップ中、最もコンパクトなSUVがUX。レクサスというと、大きく重厚というイメージが強いかもしれませんが、UXは「Creative Urban Explorer」がコンセプトの都会派コンパクトクロスオーバーとして登場。個性的かつ洗練された遊び心のあるエクステリアデザインと、ドライバーはもちろん、同乗者も快適なインテリアなど、レクサスらしい高品位なSUVに仕立て上げられています。
コンパクトとは言いつつも、全長4,495mm、全幅1,840mm、全高1,540mm、さらにホイールベースは2,640mmに達する大きさのボディを持つUX。気になる燃費は、2WDのハイブリッドモデルのJC08モードで27.0km/L、WLTCモードでも22.8km/Lを達成しています。このボディサイズでこれだけの燃費性能を実現しているのは、特筆すべき点と言えるでしょう。
ちなみに4WDモデルでも、WLTCモードで21.6km/Lを達成。車両価格こそ425万円からと高価ですが、それに見合った価値と満足感を与えてくれることでしょう。2WDハイブリッドモデルの動力は、146psを発生する2リッターの直列4気筒エンジンと、109psを発生するフロントモーター。市街地から高速道路まで、滑らかで力強い加速を実現します。

トヨタ・CH-R

ホンダ・ヴェゼルが好調な売れ行きを見せる中、2018年のSUV販売台数No.1の座を奪い取ったのが、このトヨタ・CH-R。まるでコンセプトカーがそのまま市販化されたような独特なデザインは、あらゆる層に衝撃を与えました。従来のトヨタにはなかったデザインは、登場当初賛否両論だったものの、結果的に好調な売れ行きを記録。トヨタを代表する車種のひとつになったのです。
燃費性能は極めて高く、ハイブリッド搭載の2WD車のカタログ値はJC08モードで30.2km/Lと、軽自動車を除くSUVの中では最良の値となっています。システム全体の最高出力は122psと、コンパクトな車体を加速させるには十分な性能を持ちます。
欠点として後席の居住性の低さが取り沙汰されますが、それを補って余りある優れたボディ剛性とドライバビリティは、ニュルブルクリンクや欧州の一般道を10万km以上走り込んで鍛え上げられたもの。1〜2人乗車が多いユーザーにとっては、このデザインとともに、非常に多くの魅力があるコンパクトSUVと言えるでしょう。

ホンダ・CR-V

2018年に久々に日本市場に復活したホンダのミドルクラスSUV、CR-V。7人乗りモデルも用意されるほど、もともとのボディサイズに余裕のあるクルマです。こうした大きさのクルマだと燃費が心配になりますが、CR-Vに関しては心配ご無用。非常に優れた燃費性能を実現しています。
ハイブリッドモデルの2WD車では、JC08モードで25.8km/L、WLTCモードで21.2km/Lという燃費性能をマーク。大人5人がゆったり乗れるミドルクラスのSUVの中では、トップクラスの燃費性能を実現しています。先述した7人乗りは、残念ながらハイブリッドモデルにはラインナップされていませんが、大人5人と多くの荷物を同時に載せられるCR-Vは、燃費に優れたSUVの中でも貴重な存在と言えるでしょう。

スズキ・クロスビー

最後に紹介するのが、今や貴重な5ナンバーサイズのコンパクトSUV、クロスビー。2017年末に販売を開始したクロスビーは、一見すると単にハスラーのエンジンだけ普通車用のものに載せ替えただけのように見えますが、実はハスラーとの共通部品は一切ありません。コンセプトは「大人5人が乗れるワゴンの広さとSUVらしい走破性を両立した新ジャンル」となっています。
パワートレインは、996ccの直列3気筒直噴ターボに1基のモーターと2種類のバッテリーを組み合わせたマイルドハイブリッド。2WDモデルのJC08モードで、22.0km/Lの好燃費を記録しています。ハスラーでは小さすぎる、パワー不足だ、という方にぴったりのモデルと言えるでしょう。
[ライター・守屋健]

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