輸入SUVの王道BMW X3。乗り心地と使い勝手などを女性視点でレポート

2006年型のBMW X3に乗る機会がありました。マイナーチェンジ後の2.5siです。細かいスペックなどは他の試乗記にお任せして、女性ならではの目線で見た乗り心地や使い勝手などについてレポートします。

BMW X3 2.5si 2006年型の概要(BMW公式サイトより)

一般的にはSUVと呼ばれるジャンルの車ですが、BMWではこのような車をSAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)と呼んでいます。この時点ではSAVにはX3とX5の2つの車種があり、X3はそのうち小さい方の車種です。小さいとはいっても全長4585㎜、全幅1855㎜、全高1675㎜とかなり立派なボディサイズです。最小回転半径は5.8mと、小回りはやや苦手です。エンジンは排気量2496㏄の直列6気筒DOHC24バルブエンジンで、最高出力は160psとなっています。BMWのフルタイム・インテリジェント 4WD システム「xDrive」を搭載しており、普段は前輪:後輪=40:60の割合で駆動力をコントロールしていますが、路面状況に応じて最適な駆動トルクを配分してくれます。これに加えてDSC(ダイナミック・スタビリティ・コントロール)が搭載されており、実はオンロードだけではなくちょっとした悪路なら難なくこなす実力の持ち主です。

まずはBMW X3に乗ってみた。

X3の運転席の高さは、最低地上高200㎜の車にしては意外と高くないところにあります。女性が乗り込むのに苦労しなくて済むくらいの高さです。女性は男性よりも小柄なので、本格的なRV車だとステップを使用しても車に乗ること自体が大変ですが、これなら日常的に車を使用するのにあまり億劫にならずに済みそうです。実際にX3の運転席に乗り込むと、ちょっと硬めのシートが腰をきちんとホールドしてくれます。インテリアは大変シンプルにまとまっています。助手席のダッシュボードの一部にアルミが使用されているほかは基本的にプラスチックで構成されており、華やかなイルミネーションなどもありません。正直なところ、ちょっとそっけないくらいです。スピードメーターやタコメーターはオレンジ色に光っています。日本車の華やかなメーターを見慣れているとシンプル過ぎると感じるかもしれませんが、かえって視認性が良く、夜でも疲れません。ハンドルは輸入車にありがちなようにやや太めですが、手に馴染む感じです。

BMW X3を実際に運転してみると

試乗は一般道と高速道の両方で行いました。X3はかなり大柄な車ですが、運転した感じはかなり素直な車だと思います。ハンドルを切った分だけきちんと曲がり、ブレーキを踏んだ分だけ止まります。直進安定性も良好で、BMWに限らずドイツ車の特徴である「走る・止まる」がきちんとできる車であるという印象です。走行時のエンジン音はやはり室内に多少は入り込みますが、決して不快な音ではなく、走ることが楽しくなるような、さすがはBMWという感じの音です。車が大きいので、やはり小路を曲がるのはそれなりに大変です。

高速道に入ると、X3はさらにその本領を発揮します。何といっても直進安定性が良く、全くストレスを感じずに高速道を走ることができます。高速なので100㎞で走行したのですが、速度を上げてもハンドルがふらつくこともなく、いつもの一般道を走っているような感じで走行できました。あまりに加速感がないので、本当に100㎞出ているのか不思議な感じがします。最初は車重の割にはエンジンがやや力不足なのかと思っていましたが、追い越しなどの際の急加速も難なくこなします。4WDという安心感もあり、途中で雨が降って路面状況が悪くなりましたが、非常に安定した走行を続けることができました。

試乗のまとめ

X3の試乗を終えて感じたのは、何より運転していて非常に安心できる車だったということです。SUVタイプなので荷室に余裕がありますし、BMWの車なのでどこに乗って行っても恥ずかしくありません。BMW X3は、実は女性にこそお勧めできる、オールラウンダーな一台だと思います。

[ライター/SUVラボ編集部]