新型のホンダCR-V。「2年ぶりの復活」で注目のSUV!おすすめグレードやいかに

それでは今週も「おすすめSUVのおすすめグレード」について検討してみましょう。今回のお題は、今年8月30日に登場した新型のホンダCR-V。先代は2016年8月をもって国内販売が終了していましたので、CR-Vとしては「2年ぶりの復活」ということになります。

「3列シート仕様」と「ハイブリッド版の4WD」も登場

まずは新型ホンダCR-Vの簡単なプロフィールから。

第5世代となる新型CR-V最大の目玉は、3列シート仕様(ガソリンターボエンジン搭載車のみ)が用意されたとともに、ハイブリッド車にも4WDが設定されたことです。そして現行型シビック同様の新世代のプラットフォームも採用されています。

サスペンションは、フロントは従来どおりのマクファーソンストラット式ですが、リアは凝ったマルチリンク式に変更されました。

パワートレインは1.5L直4ガソリンターボ+CVTと、自然吸気2L直4に電気モーターを組み合わせたハイブリッド+CVTの2本立て。

ガソリンモデルには専用開発のターボチャージャーが採用され、190psの最高出力と240Nmの最大トルクを発生します。この数値は、同タイプのエンジンを積むステップワゴンやシビックセダンよりも強力なものです。

CR-Vとしては初のハイブリッド車は、ホンダいわく「クラストップの燃費(25.8km/L)と、3Lエンジン並みのトルクを誇る」というもので、2Lエンジンの最高出力が145ps、電気モーターが同184psとなっています。ただしハイブリッド版はやや遅れての発売となり、日本では2018年11月1日に発売されると発表されています。

Honda SENSINGと純正ナビが全車標準装備に

安全装備については「ホンダセンシング」を全グレードに標準装備。これはミリ波レーダーと単眼カメラを使ってブレーキとステアリングを協調制御し、事故回避を支援するというシステムです。

グレードは標準モデルの「EX」と豪華仕様である「EX・Masterpiece」の2種類が、ガソリンターボ車とハイブリッド車のFFと4WDそれぞれに設定されています。各グレードの車両価格は以下のとおりです。

【ガソリンターボ】
●EX(5人乗り/FF)|323万280円
●EX(5人乗り/4WD)|344万6280円
●EX(7人乗り/FF)|342万1440円
●EX(7人乗り/4WD)|363万7440円
●EX・Masterpiece(5人乗り/FF)|359万1000円
●EX・Masterpiece(5人乗り/4WD)|380万7000円
●EX・Masterpiece(7人乗り/FF)|381万4560円
●EX・Masterpiece(7人乗り/4WD)|403万560円

【ハイブリッド】
●ハイブリッドEX(5人乗り/FF)|378万4320円
●ハイブリッドEX(5人乗り/4WD)|400万320円
●ハイブリッドEX・Masterpiece(5人乗り/FF)|414万5040円
●ハイブリッドEX・Masterpiece(5人乗り/4WD)|436万1040円

これらのなかで「自分に合う新型CR-V」は果たしてどのグレードなのか? 順次考えてまいりましょう。

微妙な問題だが、イチ推しは「ハイブリッドの4WD」か?

まず乗車定員ですが「3列シートの7名乗車が必須である」という場合は、自動的にハイブリッドではなくガソリンターボを選ぶことになります。なぜならば「ハイブリッド版には2列シート仕様しかない」という単純な理由からです。

「乗車定員は5名でもOK」という場合は、さっさとガソリンターボ版を購入するか、それともハイブリッド版を予約するかで悩まなければいけません。

ガソリンターボ版とハイブリッド版との価格差は約55万円。デカいといえばデカい差額ですが、リセール時には十分カバーできてしまいそうな気がする差額でもあります。……なんとも微妙な問題ですが、「今の時代はなんだかんだでハイブリッドが有利でしょう!」という観点から、いちおうはハイブリッド推しという前提で話を進めます。

お次は「FF(2WD)か4WDか?」という問題になりますが、ここも少々微妙。しかし両者の価格差は約26万円ですので、ここはひとつ「せっかくSUVを買うならやっぱり四駆!」という考え方に基づき、とりあえず4WD推しということにしてみましょう。

標準グレード「EX」でも装備内容はかなり十分

最後に残るのは、「では標準グレードであるEXでOKなのか、それとも豪華仕様であるEX・Masterpieceにしたほうが結局は満足できるのか?」という問題です。

そこを解決するため、両者の違いを細かく見てみましょう。

まず、主要な装備品のなかで全車標準装備となるのは以下のとおりです(※下記はその全部ではなく、主要なモノの抜粋です)。

【全車標準装備】
●Honda SENSING
●ブラインドスポットインフォメーション
●アジャイルハンドリングアシスト
●LEDヘッドライト(インラインタイプ)
●LEDアクティブコーナリングライト
●ドライバー注意力モニター
●Hondaインターナビ+リンクアップフリー+ETC2.0車載器
●マルチインフォメーション・ディスプレイ
●アクティブノイズコントロール
●ドライビングポジションシステム
●運転席4ウェイ電動ランバーサポート
●運転席&助手席シートヒーター
●本革巻きステアリングホイール
●導光タイプLEDポジションランプ
●18インチアルミホイール
●振幅感応型ダンパー
●その他

……標準装備だけでも、書いていて疲れるぐらい充実している新型CR-Vではあります。

だが「Maseterpiece」の本革シート等も気になるところ

しかしここに約36万円をプラスして「EX・Masterpiece」を選ぶと、以下の専用相違が追加となるわけです。

【Masterpiece専用装備】
●ハンズフリーアクセスパワーテールゲート
●電動パノラミックサンルーフ
●本革シート&専用インテリア
●助手席4ウェイパワーシート
●ルーフレール

ううむ……ここもなかなか微妙です。

約36万円の差額でこれだけの装備が追加されるならかなりお得とも言えますし(特にハンズフリーアクセスパワーテールゲートと電動パノラミックサンルーフ、本革シートは嬉しいかも)、しかしこういった装備は、なくても別に不自由はしないともいえます。EX(標準グレード)のファブリックシートも、なかなかの質感とデザインですし。

「新型CR-Vに何を求めるか?」で答えは変わる

となると、ここはもう各自の価値観で決めるしかありません。

すなわち、CR-Vというクルマにラグジュアリー性を強く求めるのであれば「EX・Masterpiece」のほうが結局はお得ですし、それを求めないのであれば「EX」のコスパの良さを優先すべきでしょう。筆者の個人的な見解としては、HondaインターナビとHonda SENSINGが標準装備となっているEXのコスパにかなり惹かれますが、このあたりは人それぞれですので、筆者の意見が特に正解だというわけではありません。

ということで、いまひとつ歯切れの良くないおすすめグレード研究となってしまい恐縮ですが、新型ホンダ CR-Vのおすすめグレードは「ハイブリッドEX(4WD)またはハイブリッドEX・Masterpiece(4WD)」ということにさせていただきます。

ということでまた来週お会いしましょう!

[ライター/伊達軍曹]