スバルXVに電動技術「e-BOXER」を搭載。進化を続けるスバルSUVのなかで「スバルXV Advance」は買いなのか?

それでは今週もさっそく「おすすめSUV」に関するさまざまな検討を始めてみましょう。今回のお題は、スバルXVに電動技術「e-BOXER」を搭載した最上位グレード「Advance」です。

マイルドハイブリッド機構採用のフラッグシップ

スバルXV Advanceは2018年10月に正式発表となる予定の改良モデル(C型)に追加される、マイルドハイブリッド機構「e-BOXER」を採用したXVのフラッグシップ。9月11日からすでに予約受注が開始されていますが、価格は未発表です。

Advanceに搭載されるエンジンは2L直4直噴水平対向自然吸(最高出力145ps/最大トルク188Nm)で、これにコンパクトで高性能なモーター(同13.6ps/同65Nm)とバッテリーを組み合わせ、シンメトリカルAWDレイアウトに統合しています。JC08モード燃費は19.2km/Lとのこと。

これまでの最上級グレードだった「2.0i-S EyeSight」から追加・変更される主な標準装備は下記のとおりです。

■LEDハイ&ロービームランプ(光輝プロジェクターリング)
■LEDフロントフォグランプ 
■マルチインフォメーションディスプレイ付メーター(Advance用)
■インパネ加飾パネル(マットブルー金属調※1 またはダークシルバー金属調※2)
■フロントグリル(クロムメッキ+シルバー金属調)
■フロントバンパーガード(シルバー塗装)
■Advance用フロントフォグランプカバー(シルバー金属調)
■Advance用サイドクラッディング(シルバー塗装)
※1:ブルー内装選択時 ※2:ブラック内装選択時

「黒いルーフレール」は正直うらやましい!

そして主なメーカー装着オプションは下記のとおりとなります。

■本革シート[ネイビー/ライトグレー(ブルーステッチ)]※3
■ローマウントタイプルーフレール(ブラック塗装)
■アイサイトセイフティプラス(運転支援)[スバルリヤビークルディテクション(後側方警戒支援システム)/ハイビームアシスト]
■アイサイトセイフティプラス(視界拡張)[サイドビューモニター]

メーカー装着オプションのなかでは「アイサイトセイフティプラス」ももちろん気になるところですが、2017年式XVの現役オーナーである筆者からすると「ブラック塗装のルーフレール」も大いに気になるところです。

北米仕様のXVのルーフレールは黒でカッコ良かったのですが、日本仕様は残念ながらシルバーでした。ここに黒を選べるというのは、実はけっこうなおしゃれポイントかもしれませんね。

ボディカラーには新色「ブルーラグーンパール」が用意されました。通常グレードのテーマカラーである「クールグレーカーキ」も水色といえば水色なんですが、そちらはくすんだ感じの、まさに「カーキ」といった感じのシブい色味でした。しかし今回のブルーラグーンパールはヴィヴィッドな水色で、これはこれでステキなのではないかと思われます。

内装は、「ブラック内装」を選ぶとこれまでどおりのオレンジステッチが入るのですが、「ブルー内装」を選択すると、インパネの加飾パネルにマットブルーの金属調パネルが用いられると同時に、ステアリングやシフトノブのステッチもブルーになります。

XV Advanceは「買い」なのか?

さて。まだ正式発表前ということで価格もわからない状態ですが、そのなかであえて「XVのAdvanceは買いか否か?」を考えてみたいと思います。

もちろん価格次第という部分はデカいのですが、現役XVオーナー(2.0i-L EyeSightに乗ってます)としての意見というか予想は「買い!」です。

その理由は、アイドリングストップ機構をONにしている際の「無粋な振動」が大幅に減じているからです。

スバルXVというのは本当にナイスなSUVで、筆者はかなり気に入っているのですが、唯一「これはいかがなものか……」と感じているのが、上記の無粋な振動です。

エンジンマウントがショボいのかどうか知りませんが、アイドルストップからエンジンが始動する際に「ブルルルッ」と、かなり安っぽい振動が出るんですね。まぁ車両価格250万円レベルの車ですから「高級輸入車みたいなほぼ無振動にしろ!」とまでは言いませんが、もう少しなんとかしてほしかったというのが正直なところです。

エンジン始動時の無粋な振動がない分、上質感が増す

しかしe-BOXERの場合は、同じシステムを採用しているフォレスターAdvanceがそうなんですが、アイドルストップ状態からまずはモーターのみで動きだし、そして動いている最中にエンジンが始動しますので、「無粋なブルルルンッ」を感じにくいというか、ほとんど感じないのです。そのため、大衆的な振動のせいで興ざめすることがありません。

現行XVの大きな欠点(だと筆者は思っている)エンジン再始動時のブルルルンッがほぼ消滅し、そしてもうひとつのちょっとした欠点である「燃費」がカタログ値で3km/Lほど改善し、そしてもちろんモーターのアシストにより加速はグッと力強くなっているはず。

となれば、e-BOXERを搭載するAdvanceの車両価格が従来型と比べて「15万円プラスぐらい」で収まるのであれば、それは明らかに「買い!」なのではないかと思う次第です。おそらくですが、後のリセールにおいてもe-BOXERのほうが有利でしょうし。

ということで、もうすぐ行われるはずの正式発表を楽しみに待ちたいと思います。

それではまた来週!

[ライター/伊達軍曹]