それでは今週もさっそく「おすすめSUVのおすすめグレード」に関する研究を進めてまいりましょう。今週は、2018年12月3日に登場したトヨタC-HRの2種類の特別仕様車「Mode-Nero(モード ネロ)」と「Mode-Bruno(モード ブルーノ)」のお買い得度判定です。
クールな「Mode-Nero」と、洒落た雰囲気の「Mode-Bruno」
今回の特別仕様車は、C-HRの上級グレードである「G」および「G-T」がベースです。
「Mode-Nero」のほうは内装をブラック基調としたうえで、シート表皮にクールグレー(本革部)のアクセントカラーを採用。インパネ上部やコンソールボックスなどはブラックとなっています。外装には、ブラック塗装とブラックナットの18インチアルミホイールを装着。とにかくクールでスポーティなイメージが強調されている仕様です。
もう一方の「Mode-Bruno」は、ブラウン基調の内装やダークサドルタン(ブラウン系)のシート表皮およびインパネ上部、コンソールボックスが特徴。さらに、外側のドアハンドルにメッキ加飾を施すなど、洒落た雰囲気が強調されています。
ボディカラーは「モノトーン」と「2トーン」に分かれていて、モード ネロのほうには全10パターン、モード ブルーノには全6パターンが用意されます。
ベース車両との価格差は5万円
で、それぞれの価格は下記のとおりです。
【Mode-Nero】
●G-T“Mode-Nero”(FF)|265万5200円
●G-T“Mode-Nero”(4WD)|284万9600円
●G“Mode-Nero”(FF)|297万9200円
【Mode-Bruno】
●G-T“Mode-Bruno”(FF)|265万5200円
●G-T“Mode-Bruno”(4WD)|284万9600円
●G“Mode-Bruno”(FF)|297万9200円
これは、ベース車両となっているGまたはG-Tと比べて「5万円高い」ということですね。それって果たしてお買い得なのか、そうでもないのか、以下考えてみたいと思います。
だが「実質的な価格差」は1万2200円だと言える
まず、上記で「ベース車両と比べて5万円高い」と書きましたが、実はそれは正確ではありません。確かに見た目の数字上は特別仕様車のほうが5万円高いのですが、今回の特別仕様車には以下の2アイテムが標準装備されています。
●リアクロストラフィックアラート(RCTA)
●バックカメラ
通常仕様のGまたはG-Tではこの2つはセットでメーカーオプション扱いになっていて、そのセット価格は3万7800円(税込み)です。ということは、通常モデルと特別仕様車の実質的な価格差は5万円ではなく「1万2200円」だということになります。
1万2000円程度の差額で、Mode-NeroまたはMode-Brunoのかなり洒落た内外装が手に入ると考えれば、今回の特別仕様車は「かなりお買い得!」と判断できるのではないかと思います。それぞれの専用カラーもかなりステキですしね。
有償だがかなり魅力的な専用カラー
ただしMode-Neroの専用色である「ブラッキッシュアゲハガラスフレーク」や、Mode-Bruno専用色の「ダークブラウンマイカメタリック×ホワイトパールクリスタルシャイン」は3万2400円~5万4000円の有償カラーです。
そのあたりも加味すると単純に1万2200円の差でしかないとは言いきれないのですが、それでも、Mode-NeroとMode-Brunoの「この雰囲気」がツボにハマったのであれば、絶対に買いでしょう。どちらもかなり洒落ていると思いますし、内外装を汚さずキレイに維持していけば、リセール価格もなかなかのものが期待できそうですし。
個人的にはMode-Brunoの「ダークブラウンマイカメタリック×ホワイトパールクリスタルシャイン」がかなりツボですが、あなたの場合はいかがでしょうか?
ということで、C-HR選びの少しでも参考になったならば幸いです。それではまた来週!
[ライター/伊達軍曹]