SUV談義 第18弾。東京モーターショーで発表された一部改良版スバルXVは……「アイサイト・ツーリングアシスト」が全グレードに付いていた!

ちょっと前の当欄にて筆者は「今乗ってる水色(クールグレーカーキ)のスバルXVから、白(クリスタルホワイトパール)の同型車に買い替えたくなってしまった!」との旨を述べた。

そして同時に「今度の年次改良版インプレッサには『アイサイト・ツーリングアシスト』が搭載されるそうで、それがXVにも採用されるなら「オレ、白のに買い替えますわ!」となるのだが、現状、XVについては何のアナウンスもない。たぶん、まだ搭載されないのだろう」とも書いた。

そして10月23日の東京モーターショー・プレスデーで発表された一部改良版スバルXVは……「アイサイト・ツーリングアシスト」が全グレードに付いていた!

やはり魅力的なアイサイト・ツーリングアシスト

今さら詳しい説明の必要はないかもしれないが、アイサイト・ツーリングアシストというのは筆者が乗っている2017年型スバルXVに搭載されている「アイサイトver.3」をさらに進化させたもので、一部では「実質的にはアイサイトver.4だ」とも言われている。

具体的には、

●先行車に自動で追従する上限速度が100km/h(実質114km/h)から120km/h(実質135km/h)に。
●低速域でのアクティブレーンキープ機能が「65km/h以上」から「全車速」に。
●車線を見失っても、先行車を検知していれば追従走行が可能に。
●区画線が見えにくい混雑時やカーブなどでも、区画線と先行車の情報を組み合わせて安定した制御を行うように。

といったあたりがver.4ことアイサイト・ツーリングアシストの進化ポイントだ。

新東名高速道路の「最高速度120km/h区間」を走る機会がそれなりに多い筆者としては、アダプティブ・クルーズ・コントロールの上限速度を135km/hまで設定できるのは特にありがたいポイントである。

とはいえアイサイトだけでは踏ん切りがつかない!

ということで、アイサイト・ツーリングアシストが付いたからには公約どおりクリスタルホワイトパールのXVに買い替えんべえか……とも思ったのだが、いざ現物というか現実を目の前にすると、情けない話だが踏ん切りがつかない。

まあそりゃそうでしょ! と思っていただきたいのだが、現在乗っているクールグレーカーキのXVはまだまだ走行2万kmぐらいであるため、どこも悪いところはない。気をつけて運転および駐車しているのでキズもない。そして、その車自体を大変気に入ってもいる。さらに言えばまだ月賦の支払いも残っている。

……そんな状況下で、「アイサイト・ツーリングアシストが付いたから」ぐらいの理由で買い替えるというのは(しかも同型車に買い替えるというのは)、なかなかできるもんじゃないですよ。まあ自分が言っちゃったことなんですが。

ということで、世間では「武士に二言はない」ともいうわけだが筆者は武士ではなく、先祖が武士かどうかも定かではないため、あっけなく前言を撤回して「白のXVはやっぱ買いません!」と、ここに高らかに宣言したい。

もしもレヴォーグ プロトタイプ並みの進化を果たしたならば…

しかしですね……同じく東京モーターショー2019のプレスデーで世界初公開された「新型スバル レヴォーグ プロトタイプ」ぐらいの新機軸が織り込まれたXVが登場したならば、「やっぱそれの白のに買い替えたい!」とは思うのである。

各所ですでに発表済みの事柄ではあるが、レヴォーグ プロトタイプに搭載された主な新機軸はおおむね下記のとおりだ。

●広角化した新開発ステレオカメラと、前後あわせて4つのレーダーによる360°センシングを用いた「新世代アイサイト」を搭載。
●GPSと準天頂衛星「みちびき」を介してロケーターが自車位置を正確に特定し、高精度マップで自動車専用道路形状を車が把握することで、カーブ前減速や渋滞時のハンズオフ走行支援を実現。
●新開発の1.8L水平対向直噴ターボエンジンを搭載。
●スバルグローバルプラットフォームにフルインナーフレーム構造を採用。フルインナーフレーム構造というのは、ボディパネルを組み付ける前にプラットフォームとピラー部分を組み上げ、そこにアウターパネルを被せる手法。これによりボディ剛性は大幅に向上し、静粛性や乗り心地などもかなり向上する。

これらの大幅な改良がXVにも適用されたその時には、今度こそ間違いなく筆者は「白のXV」に買い替えるだろう。今度こそ信用してほしい、武士に二言はない。先祖が武士かどうか知らないのだが。

結局は「いつまでたっても買い替えられない」のか?

……だがそれでも、まだ問題は残る。というのも、現在発表されている新型レヴォーグはあくまでプロトタイプであって、市販バージョンの発売は「2020年後半の予定」とアナウンスされているからだ。

……2020年後半といば今から約1年も先のこと。遠すぎる未来である。その頃には、今はいい感じに見えるスバルXVのデザインに対しても「なんだかちょっと古びて見えるなぁ……」なんて印象を抱いてしまう可能性はある。

となれば、「ちょっと古びて見える車(しかも今乗ってるSUVと同型車)」に大枚300万円とかを投じるのも業腹。

そうなると、きっと筆者は「武士に二言はない!」などと言ったことはすっかり忘れて「……どうせ近々、2019年の東京モーターショーで発表された『SUBARU VIZIV ADRENALINE CONCEPT』のデザインをまとったフルモデルチェンジ版のXVが登場するんだろうから、買い替えるのはそれが出てからにすんべえ」などと軽々に言うに違いない。そんな自分が、本当に情けない。

いや情けないというか、「車の買い替えどき」を決めるのは本当に難しいですよね……という話を書いたつもりではあるのだが。押忍。

[ライター/伊達軍曹]