2020年はSUVの中古市場がアツい?これから狙える出来の良いSUVとは

ダイハツ ロッキーなどの新型SUVも気になるところではあるが、2020年は「中古SUVの当たり年」になるような気がしている。

2017年頃にデビューした「出来の良い新世代SUV各モデル」が初回車検に伴って市場に放出され、まずまずお手頃な予算感でそれらを狙えるようになるのではないか――と思われるからだ。

今年夏頃はスバルXVの中古車が大豊作となる?

例えば筆者も私物として乗っているスバルXV。こちらの中古車はこれまでもそれなりに流通はしていたのだが、その中古車相場は「高くはないんだけど、あんまり安くもない」といったニュアンスの水準であった。そのため、筆者の本業である中古車ジャーナリストとして観点からはあまりおすすめできなかったのだ。

「悪かないんだけど……この値段なら新車買ったほうが良くね?」みたいな感じでる。

だがそのスバルXVも2020年春から夏にかけて、発売初期に納車された個体については順次「初めての車検」を迎える。

車検を受けてそのままXVに乗り続けるユーザーも多いだろう。だがそれとほぼ同数の――かどうかはわからないが、まあそこそこ多くのユーザーは「ほかの何か」に乗り替えるはずだ。

なかには筆者がひそかにもくろんでいるように「XVからXVへ乗り替える(アイサイトツーリングアシスト付きとなったマイチェン版に乗り替える)」という猛者もいるかもしれない。

そうなれば、現在はおおむね車両価格220万円~となっている前期2L系の相場は「100万円台後半から」くらいに下落するはず。このくらいのプライスであれば、「あえて中古車」という選択をする価値は大いにある。

まあ相場の下落というのは、筆者のようなその車の現役オーナーにとってはまったくもって喜ばしくない事態だ。しかし「これから買おう」と考える人にとっては慶事であることは間違いない。筆者は涙を飲んでスバルXVの相場下落を受け入れるので、2020年はぜひとも筆者の屍を乗り越えて「XVの中古車」に注目していただければと思う。

現行型マツダCX-5は人気のディーゼルも100万円台となるか?

またスバルXVと同時期に……というか正確には半年くらい早く登場した「出来の良い新世代SUV」が、現行型のマツダ CX-5である。

ややもっさりしたデザインだった観もある初代CX-5に代わり、「……これは広島のアルファロメオか?」と思うほど洗練された造形に生まれ変わった2代目CX-5が登場したのは2016年12月のこと。

これの初期ロットがデリバリー開始となったのがいつだったのか、マツダ党ではなくスバリスト(見習い)である筆者は知らない。だがいずれにせよ、近日中に2代目CX-5の中古車流通量が増加するのは必然。

や、より正確に言うならば現行CX-5の中古車流通量は、本稿を書いている2019年後半時点ですでにまずまず大量である。具体的には、カーセンサーnetにおける掲載台数は全国で1000台ちょっと。

この数がさらに増えることになれば、現在は「車両200万円ちょいから」という2017年式20Sプロアクティブ低走行車の相場は、XVの場合と同じく「100万円台後半から」くらいのニュアンスに変わるだろう。スバルXVよりやや大きなサイズのSUVを探している人に対しては、とてつもなくおすすめの選択肢である。

またガソリンではなくディーゼルのXDプロアクティブも同様にお手頃化することが予想されるため、「極太トルクのディーゼルターボエンジンを搭載したSUVを比較的手頃な予算で入手したい」と考えている人にとっても注目に値するはずだ。

ミニバンが嫌いな大家族の家長は「CX-8の中古車」に注目を!

スバルXVと似たジャンルの「出来の良い新世代SUV」といえば三菱エクリプスクロスも当然ながら該当するわけだが、こちらのデビューは2018年3月。それゆえ「初回車検」をきっかけに流通量が増加し、それに伴って相場が軟化するのはもう少々先かもしれない。

とはいえ現在すでに「車両170万円くらい」のゾーンに走行1万km台あたりの1.5M(FF)が集中しているのだが、今現在は車両200万円以上であることがほとんどの1.5G 4WDやG Plus Packageの4WDが100万円台に突入することが期待されている(現役オーナーのお気持ちはさておき)。

エクリプスクロスはもう少々先だとして、2020年の後半に中古車相場がお手頃化しそうなのが、「ニッポン最強の3列シートSUV」ことマツダ CX-8だ。

CX-8の国内デビューは2017年9月。それから約2年半が経過した現在、すでにCX-8の中古車はそれなり以上の数が流通している。具体的には2019年12月下旬現在、カーセンサーnetの掲載数は全国で580台ほどだ。

その低走行物件の底値は今のところ「250万円くらい」といったところ。だがこれが「おおむね190万円くらい」にまで下がったならば……「多人数乗車ができる車が必須だが、ミニバンだけは死んでも買いたくない」という人にとっての素晴らしい福音となるだろう。

このほかにもあるかもしれないが、筆者が今のところ注目している「2020年の中古的目玉SUV」は以上である。新車はもちろんステキだが、ユーズドカーに関する情報も定期的にちらりとチェックしてみることを、筆者は各位におすすめしたい。

[ライター/伊達軍曹]