2015年車両販売台数の約70%がSUVというポルシェ。数年前からSUVは伸びている

ポルシェ社の勢いが止まりません。

2014年の車両販売台数189,849台に対して、2015年は225,121台。約20%の伸び率です。

その勢いに貢献しているのが、カイエンおよびマカンのポルシェSUVブラザーズです。カイエンが73,119台。マカンいたっては80,000台オーバー。実に2015年の販売台数の約70%を、この2モデルだけでたたき出しているのです。

ポルシェのシンボル的存在のクルマの販売台数は

そして、ポルシェにとってシンボル(だと信じたい)911の2015年の販売台数は約32,000台。残りの約40,000台が、ケイマン/ボクスター/パナメーラなどのモデルです。

●2015年の販売台数をまとめると…
カイエン:73,119台
マカン:80,000台
911:32,000台
その他:40,002台
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合計:225,121台

もはや「SUVのポルシェ」となりつつあることが分かります。事実、都心部でのカイエンおよびマカンの遭遇率の高さに驚かされます。その確率は、一瞬、高額車であることを忘れてしまうほどです。

おそらくは、カイエンおよびマカンのポルシェSUVブラザーズが、これまでポルシェを所有したことがなかった(あるいは興味がなかった)ユーザー層にも「刺さっている」のかもしれません。筆者も、マカンを運転する機会があり、「SUVで運転が愉しめるのかな」と、乗るまでは正直いって懐疑的でした。

自然な乗りごこちのポルシェSUV

いざ運転してみると、大柄なボディのクルマであることを忘れそうになるほどの自然な乗り味に驚かされた記憶があります。

とはいえ、新たな顧客を獲得したことになるわけです。正規ディーラーで永らく911を乗り継いでいるユーザー、SUV系やパナメーラーのユーザー、そしてケイマン/ボクスターのユーザーで、それぞれの雰囲気がかなり異なるとのことです。

ポルシェに対して昔からのスポーティもしくなレーシーなイメージや理想を求める層と、いわゆるステータス性を求める層。そして、1,000万を優に超えてくるクルマをポンとキャッシュで購入していくユーザーと、男の60回ローンを組んででも何とかして手に入れたユーザー。さまざまなユーザーとその予備軍が入り乱れている印象です。

世界で最もポルシェが売れている国は?

余談ですが、世界で最もポルシェが売れている国は中国でした。中国の2015年の車両販売台数は58,009台、2位はアメリカで51,756台、日本の新規登録台数は6,690台(JAIA調べ)です。

最新のポルシェは最良のポルシェ。限られたモデルにも関わらず、その守備範囲の広さと大金を払ってでも欲しいと思わせてしまうポルシェは、実に罪なクルマを企画して販売していると実感させられます。ひとまず、来たるべきXデーに備えて(?)、カーコンフィギュレーターで理想のポルシェ像のイメージトレーニングは欠かさないようにしなければ…と思う日々です。

[ライター/SUVラボ編集部]