SUVにはどんな種類・車種がある?各メーカーの代表的な現行モデルを解説!

SUVは、昔はオフロードなどの悪路を走破する4WDの車というイメージがありましたが、最近は普通のセダンやワゴンと同じように2WDでオンロードが適した実用車としてすっかり定着しました。

クロスカントリーは走破性を重視するワイルドタイプ


出典元:ウィキメディア

クロスカントリーはラダーフレーム構造となっており、オフロードでの走破性を重視した車になります。ある程度の凸凹道なら余裕で走破してくれますが、一方で、舗装路での乗り心地や燃費は普通の乗用車よりも劣る傾向にあります。

では、各メーカーの代表的クロスカントリー車を紹介していきます。

・トヨタ ランドクルーザー
初代販売開始から60年以上を超える歴史を持つ、伝統のあるクロスカントリー車、ランドクルーザー。現在は2007年に登場した200系が販売されています。世界から評価を受ける走破力はこの200系でも健在。

優れたねじり剛性を持つラダーフレームに4.6Lという大排気量のエンジンを搭載し、318馬力を発生。さらに車高調整機能、路面状況によって複数のモードから選べ、最適な駆動力を提供する4WDシステムでどんな路面でも力強く走ることができます。

・三菱 パジェロ
某アトラクション番組の景品としても有名になった、パジェロ。ダカール・ラリーでの活躍のように、オフロードではピカイチの性能を持っていました。オンロードの走行性能も求められた現在、高い剛性を持つラダーフレーム・ビルトイン・モノコックボディを採用し、どんな道でも安定した乗り心地を体感できます。

しかし先日、残念ながら日本向けモデルの生産終了が発表されてしまいました。現在特別仕様車の「ファイナルエディション」が販売されていますが、これ以降日本から新型のパジェロが見れなくなってしまうのは非常に寂しいものがあります。

・スズキ ジムニー
現在の軽クロスカントリーといえばジムニーでしょう。2018年、約20年ぶりにフルモデルチェンジを果たし、4代目となった現行ジムニーは、初代、2代目のような角ばった、いかにもクロスカントリーらしいデザインに。丸っこい車がほとんどの中、この形は逆に新鮮に思えますね。

ジムニー伝統のラダーフレームも新開発となり、剛性、安定感が向上。そしてパートタイム4WD、副変速機も搭載。どうぞオフロードに行ってくださいと言わんばかりの仕様になっています。

クロスオーバーSUVは快適性を備えた万能タイプ


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クロスオーバーSUVはクロスカントリー車のような、フレーム構造ではなく、ステーションワゴン・セダンといった形式と同様にモノコック構造で作られています。ですので、走破性だけでなく、乗用車のような快適性を持ち合わせているのが特徴になります。最近ではこのクロスオーバーSUVが主流となってきていますね。こちらも各メーカーの代表的な車種を見てみましょう。

・トヨタ C-HR
2016年販売開始。コンセプトカーをほぼそのまま市販モデルに持ってきた、大胆なデザインと、ニュルブルクリンクや世界中の舗装路を走り込んでチューニングされた運動性能が特徴の一台です。1.2Lガソリンターボモデルと1.8Lハイブリッドモデルがラインナップ。2017年にはSUVの販売台数で一位に輝きました。

・ホンダ ヴェゼル
2014年販売開始。4代目フィットをベースとしたコンパクトタイプのSUVになります。現行では、先進安全機能の「ホンダセンシング」を標準装備。131馬力を発生する1.5L NAエンジンのガソリンモデル、システム最高出力152馬力の1.5L+i-DCDハイブリッドモデルに加え2019年からは172馬力のVTECターボを搭載した1.5Lガソリンエンジンモデルが登場し、力強い余裕のある走りを楽しむことができます。C-HRが発売される前は、こちらが販売台数一位を獲得していました。

・日産 エクストレイル
2000年に初代が発売、現在は3代目が販売されています。クロスオーバーSUVですが、快適性だけでなく走破性も重点に置かれている、クロスカントリーに少し近い車です。ガソリンモデル、ハイブリッドモデルの2つがありますが、ガソリン4WDモデルはもちろんのこと、ハイブリッドモデルでもインテリジェント 4×4によって高い走破性を実現します。

・日産 ジューク
2010年販売開始。エクストレイルと同じSUVですが、こちらはオンロードを重視したクロスオーバーらしいSUVになります。115馬力を発生する1.5Lエンジンと、190馬力を発生する1.6Lエンジンを搭載。

海外では「JUKE-R」と呼ばれるモデルも登場しており、エンジンはなんとGT-Rと同じVR38DETTを搭載、0-100km/hは3秒台後半というとてつもない加速を出します。クロスオーバーSUVとは思えないこの加速、ぜひ一度体験してみたいですね(笑)

・スバル XV
インプレッサをベースとしているので、現行インプレッサ スポーツに近い形をしていますが、フロントマスク、サイドスカートのデザインなどが違い、しっかりとSUVらしさが出ています。また全グレードがAWDとアイサイトを搭載し安全性を確保、ほとんどのグレードに荒れた道でもスムーズに走行できるようにコントロールするX-MODEを搭載。走破性もバッチリです。

エンジンは1.6Lと2.0Lガソリンエンジンのほか、2.0L +モーターの「e-BOXER」を搭載したハイブリッドモデルも用意されています。

・三菱 エクリプスクロス
日本では2018年販売開始。クーペスタイルのSUVを謳っており、ランサーエボリューションXやデリカD:5と同様のGSプラットフォームを採用し、スポーティなデザインを実現しています。また、S-AWCというAYC、ASC、ABSが一つになった制御システムで走破性も十分。

エンジンは150馬力を発生する1.5L 直4ガソリンのほか、2019年6月から145馬力、最大トルクが38.7kgm/fを発揮する2.3L 直4クリーンディーゼルも登場し、バリエーションが増えました。

・スズキ ハスラー/マツダ フレアクロスオーバー
スズキの軽というと、ワゴンR、アルトなどがありますが、今一番の売りといえばハスラーでしょう。2014年販売開始以来、数多くの賞も獲得し、軽自動車年間販売台数1位にも輝くなど、現在のスズキを象徴する一台といっても過言ではありません。

SUVながら、女性にも受け入れられるかわいいデザインと、「S-エネチャージ」による優れた燃費性能、安全性もさることながら750kg~という軽量なボディによる運動性能も相まって、幅広い層から支持されています。

・スズキ クロスビー
2017年販売開始。ハスラーの乗用車バージョンといっても良いでしょう。エンジンはスイフトRStにも搭載されている1.0Lターボのブースタジェットエンジンで99馬力を発生。そこにスズキ独自のハイブリッドシステム、「マイルドハイブリッド」を組み合わせ、2WD車で22.0km/Lという燃費数値を達成しています。

まとめ

このように、SUVにはクロスカントリーとクロスオーバーという種類があり、各メーカーから様々な車種が誕生していることがわかったかと思います。もちろんここに紹介しきれなかった現行車種もたくさんありますが、それだけSUVというジャンルが激戦区になっているということです。これからSUVはどういう方向へ走っていくのか、注目したいところです。

[ライター/SUVラボ編集部]